【ポケモンUSM】トリパ偽装ラティクチ軸ヤーティ(S8最高最終2001)【役割論理】
皆さんこんにちは、NEOです。
今回はシーズン8において、ラティクチ軸のヤーティでレート2000達成に成功したので構築を紹介していこうと思います。(ただし、現状正式にヤケモンとして認められていないポケモンも採用しているため、厳密にはヤーティといえるかは怪しいです。)
1.構築について
ラティクチを使いたかったのでその2体を軸に構築をスタート。
シーズン中盤までは…
こんな並びを使っていたのですが、いまいち勝ちきれず大幅にレートを溶かしてしまったので構築を考え直す事にしました。その際に一度バンギナットから離れるため、まずはクチートと相性の良い草枠としてブルルが入ってきました。次にメガ枠を消費せずミミ顎対策ができて、ブルルとも相性抜群なチョッキツンデの採用が決まりました。最後にこの4体だと重いゲッコウガやマンムーに強いオニシズクモ、メタグロスをはじめとした鋼全般に強いヒトムを採用してパーティが完成しました。狙っていた訳ではないですが、ツンデツンデやオニシズクモを採用した事によってトリパ偽装の形になり、トリルを警戒した選出や立ち回りをしてくる相手も多かったと感じました。
2.個別紹介
ラティアス@拘り眼鏡 控え目 浮遊
187(252)-×-111(4)-178(252)-150-130
流星群/サイコキネシス/波乗り/めざめるパワー炎
このパーティの軸の1体。軸ではありますが使い方はいつもと変わらず、バシャーモやボルトロス等への対策枠として出していきます。
初手でミミッキュは出しづらい並びであり、ラティアスを初手で出してもリスクが低かったのはこのパーティの強みの1つでした。
技構成はメインウェポンの流星群とサイコキネシス、ヒードランへ打つ波乗り、ナットレイやハッサムに隙を見せないためのめざめるパワー炎となっています。
選出率は42%
クチート@クチートナイト 意地っ張り 威嚇→力持ち
メガ前:157(252)-150(252)-105-×-76(4)-70
メガ後:157(252)-172(252)-145-×-116(4)-70
じゃれつく/冷凍パンチ/雷パンチ/炎の牙
このパーティの軸の1体。役割対象はカミツルギやナットレイ、ハッサム、バンギラス、ギャラドス等です。役割範囲が狭めな代わりに火力と技範囲は一級品で、有利対面を作った際のアドバンテージは非常に大きいです。ランドロスは威嚇込みでも冷凍パンチでHB特化でない限り1撃、リザードンも雷パンチでH振りやHB調整型でも1撃で落とせるため、交代読みが決まれば受けを許しません。まともに受けが成立するのは(この技構成だと)ヒードランぐらいしかいないため、上手く相手の行動を読めれば一気にサイクルを崩す事ができます。威嚇を活かして竜舞Z型のギャラドスやカイリューを後出しから倒す事もできます。
その半面、耐久は不足気味で弱点も少ないとはいえメジャーなため、雑に扱うと簡単に処理されてしまいます。そのため、選出段階で誰に対して出していくかを決めておく事がこのポケモンの運用において重要になります。
技構成はメインウェポンのじゃれつく、カイリューやランドロス、グライオン等に刺さる冷凍パンチ、リザードンやドヒドイデ、テッカグヤ等への役割破壊技である雷パンチ、カミツルギやナットレイ、ハッサムへの遂行技である炎の牙となっています。
選出率は47%
カプ・ブルル@拘り鉢巻 意地っ張り グラスメイカー
177(252)-200(252)-136(4)-×-115-95
ウッドハンマー/ウッドホーン/馬鹿力/ストーンエッジ
このパーティの草枠。カプ・コケコやカプ・レヒレ、キノガッサ、ランドロス、ポリゴン2辺りが主な役割対象。その火力は凄まじく、ゲンガーやバシャーモ等の低耐久ポケモンは半減でもウッドハンマー1発で落ちてしまうほど。状況によってはウッドホーンの回復で次の受け出しに必要な体力を確保する事もでき、実質的な耐久は数値以上に高いです。
また、グラスフィールドの効果により味方がギリギリ攻撃を耐えられるようになる場面もあるので、出せる相手には積極的に出していきます。特に、ボーマンダに対してはフィールド効果でクチートが地震を耐えられるようにして処理する事が多かったです。
後出しは厳しいですが対面ならほぼ全ての型のカプ・テテフに勝つ事ができ、カプ・テテフに選出を歪められない点も優秀でした。
ただし、リザードンや霊Zギルガルドの受け出しを許してしまうとこのパーティでは後続での受けが厳しいのが難点です。フィールド効果のせいでツンデツンデの地震が耐えられたり、食べ残しも加えて大量に回復されたりするので、特にギルガルド入りのパーティに対しては選出、立ち回り共に慎重に行わなければなりません。
技構成はメインウェポンのウッドハンマー、反動による過労死防止のためのウッドホーン、ヒードランやナットレイへの役割破壊技である馬鹿力、リザードンやウルガモスへの役割破壊技であるストーンエッジとなっています。
選出率は70%と高く、ツンデツンデと併せて実質もう1組の軸となっていました。
ツンデツンデ@突撃チョッキ 勇敢(最遅) ビーストブースト
168(252)-201(252)-232(4)-×-121-16
ジャイロボール/ストーンエッジ/地震/ロックブラスト
このパーティの対ミミッキュ、アーゴヨン枠。現在チョッキヤケモンとしてありえるかどうか議論中のポケモン。他の役割対象はメガリザードンX、カプ・テテフ、ウルガモス、HDサンダー等。対策必須なミミッキュとアーゴヨンを1匹でまとめて見れるのが最大の強み。この2体に役割が持てるというだけで選出機会はかなり多くなります。HBカプ・レヒレをジャイロボールで半分以上削れるので火力面も申し分ないです。メガ枠も消費せず持ち物の奪い合いも起きないため、構築上の都合も良いです。耐久数値は非常に高いのですが、4倍弱点が2つありボスゴドラのように物理アタッカーを強引に突破する事はできないので、あくまでもミミッキュ、アーゴヨンと一部のアタッカー対策専用のポケモンとして割り切って使っていました。リザードンは後出しからだと不安定なため、初手で来るのが読める時はなるべくツンデツンデを初手で出していました。
ビーストブーストのB上昇も実はかなり強力で、やむを得ず役割関係の無いポケモンを倒した場合に残りHPが少なくてもラス1のミミッキュ等を突破できたという事もありました。
技構成はメインウェポンのジャイロボール、リザードンやウルガモスへの遂行技であるストーンエッジ、ギルガルドやヒードランへ打つ地震、オニゴーリやパルシェン、呪いミミッキュへ打つロックブラストとなっています。
選出率は59%
オニシズクモ@水Z 勇敢 水泡
175(252)-134(252)-113(4)-70-152-55
アクアブレイク/とびかかる/吸血/波乗り
ゲッコウガ、マンムーへの対策枠として採用。現在は2軍候補のポケモン。ギャラドスとカプ・レヒレも候補に挙がりましたが、ゲッコウガに最も安定する点と水技の火力が最も高い点を評価してオニシズクモの採用に至りました。ZアクアブレイクでH振りのみのテッカグヤなら高乱数1発で落ちるほどの火力を持ち、ヒートロトムが出せない場合のテッカグヤゴリ押し要因としても活躍してくれました。物理耐久はギリギリですが特殊耐久は高く、このパーティでは重めなゲンガーやヒードランに役割を持てるのも優秀でした。特性で火傷しないので鬼羽リザードンに嵌められないという強みもあります。ゲッコウガやマンムー入りの相手に対しては、岩石封じやダストシュート持ちを考慮してなるべく初手で出していました。
また、相手のパーティにガルーラやリザードンがいる場合はなるべくZを温存して起点にならないよう心がけていました。
技構成はメインウェポンのアクアブレイク、ミミッキュの皮剥がしや物理アタッカーへ交代読みで打つとびかかる、サザンドラやラティ兄妹等へ打つ吸血、エアームド等へ打つ波乗りとなっています。因みに、波乗りがないとグライオンにアクブレのPPを枯らされたり、Z消費後にキングシールドを躱す手段が無くなったりするので、この構成が最安定だと思います。
選出率は50%、先発率は1位でした。
ヒートロトム@炎Z 控え目 浮遊
157(252)-×-127-172(252)-128(4)-106
オーバーヒート/雷/ボルトチェンジ/めざめるパワー氷
ここまで重めなメタグロスをはじめ、テッカグヤやギルガルド等への対策枠として採用。しかし、耐久が不安でZが無いと火力も微妙なため、刺さっている相手以外には極力選出しないようにしていました。その分刺さっている相手にはしっかり仕事をしてくれました。特に、リザグロスやカバマンダガルド等をよく見たので現環境にはかなり刺さっていると感じました。
技構成はメインウェポンのオーバーヒートと雷、交代読み等で打てるボルトチェンジ、ボーマンダやランドロス、グライオンへ打つめざめるパワー氷となっています。
選出率は32%
3.戦績について
最高・最終共に2001、最終順位は457位でした。前述の通りシーズン中盤まで別のパーティを使っていたのでこのパーティでの戦績は255戦142勝111敗でした。2100を目指したい気持ちもありましたが、500戦もして完全に疲れ切ってしまったので今回は諦めました。また次の機会に頑張ろうと思います。
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