【ポケモン剣盾 S21】ザシラティヤーティ(最終293位/レート2010)【役割論理】
こんにちぺん。
今回は剣盾シーズン21のシングルランクバトルで使用した構築を紹介します。
※禁止伝説あり、ダイマックスなしという特殊ルールなため、落第生となっているヤケモンも使用しています。
1. 構築経緯
① 禁止伝説ヤケモンの中で最も性能が高いザシアンを軸とする
② ステロ撒き()に強くザシアンとの相性補完に優れるラティアスを採用
③ ザシアンやムゲンダイナに対面有利な威嚇枠である霊獣ランドロスを採用
④ ザシアンの対策枠としてファイヤーを採用
ラティアスでステロ撒きを処理または流すことで、ザシアンやランドロスによる崩しを通しやすくすることがこの構築のコンセプトとなっている。
2. 個別紹介
ザシアン@朽ちた剣
性格:意地っ張り
特性:不撓の剣
199(252)-244(252)-135-××-136(4)-168
巨獣斬/じゃれつく/インファイト/氷の牙
■ 耐久目安
陽気霊獣ランドロスの地震を確定耐え
意地っ張りウオノラゴンの先行エラ噛みを確定耐え
臆病黒バドレックスの眼鏡アストラルビットを確定耐え
この構築の軸。
高火力、広範囲、高耐久、良耐性とヤケモンに必要な要素が全て高水準な上、最速100族まで抜けるSも兼ね備えている非の打ち所がない禁止伝説ヤケモン。
持ち物を競合しないため、他のヤケモンに鉢巻を回せるのも偉い。
メタモン入り等一部の相手以外には毎回選出していた。
氷の牙はHBランドロスの受け出しを許さず、初手でランドロスと対面した際の選択肢も増えるため便利だった。
しかし、インファイトを使う機会がシーズン終盤はほぼなかったため、ドヒドイデに刺さるワイルドボルトかサイコファングに変更した方が良かったと感じた。
または、論理的にありえるかは微妙なところだが、じゃれつくを切るのもありかと思った。
技構成については今後も要研究。
選出率:96.4% 選出時勝率:59.5%
ラティアス@拘り眼鏡
性格:控え目
特性:浮遊
187(252)-××-111(4)-178(252)-150-130
流星群/サイコキネシス/マジカルフレイム/草結び
■ 耐久目安
陽気エースバーンの珠不意打ちを最高乱数以外耐え
意地っ張りグラードンのA+2ストーンエッジを確定耐え
臆病ムゲンダイナのダイマックス砲を確定耐え
ランドロスやHD以外のカバルドンを一撃で落とせる火力を確保するために眼鏡を持たせた。
ザシアン受けとして採用されているヌオーや、ウインディ、ドヒドイデに強く、特殊受けがほぼ死滅したサンダーにも有利なため、ザシアンとの相性が良く使いやすかった。
拘っているポケモンに対してザシアンと合わせて詰めていく動きも強かった。
また、ザシアンやゼルネアス、日食ネクロズマ以外の上位禁止伝説には軒並み流星群が通っており、それらが軸の構築に対しては崩しに参加しやすいのも良かった。
サブウェポンはザシアンに交代読みで撃つマジカルフレイム、カバルドンやラグラージ、グラードン等多くの相手に刺さる草結びを採用した。
ザシアンへの交代読みマジカルフレイムが決まれば、ファイヤーのゴツメ+ワイルドボルトの反動ダメージでH振りでも高確率で落とせるため、積極的に狙っていった。
選出率:51.5% 選出時勝率:62.1%
バンギラス@達人の帯
性格:勇敢
特性:砂起こし
175-204(252)-131(4)-115-152(252)-72
ストーンエッジ/噛み砕く/地震/バークアウト
■ 耐久目安
臆病黒バドレックスのC+1リーフストームを確定耐え
臆病ムゲンダイナのC+1ダイマックス砲を確定2耐え
控え目ウルガモスのC+1虫のさざめきを確定耐え
黒バドレックス対策枠。
他にはイベルタルやムゲンダイナ、レシラム、白キュレム、ウルガモスを受けに行く。
ランドロスやウーラオスに対してまともに負担を掛けられないため、基本的には上記のポケモンがいない相手には選出しない。
努力値については、現環境では受け出す対象が特殊しかおらず、対黒バドレックスを最大限安定させたかったため、D振りにした。
また、身代わり黒バドレックスにも勝てるようバークアウトを採用した。
地震の枠は一撃ウーラオスに刺さる馬鹿力と非常に迷ったが、ムゲンダイナやドヒドイデへの打点として重宝したため切れなかった。
選出率:29.0% 選出時勝率:59.2%
霊獣ランドロス@拘り鉢巻
性格:意地っ張り
特性:威嚇
196(252)-216(252)-110-××-101(4)-111
地震/馬鹿力/ストーンエッジ/蜻蛉返り
■ 耐久目安
意地っ張りエースバーンのA-1火炎ボールを確定2耐え
臆病ムゲンダイナのC+1ダイマックス砲を確定耐え
威嚇枠。
鉢巻を持たせることで、対面ならコスモパワームゲンダイナを突破できたりヌオーの受け出しを許さなかったりするため、受け構築に強くすることができた。
地震を無効受けされると交代させざるを得ないのが少し苦しかったが、それを差し置いても鉢巻の火力が活きる場面が非常に多かった。
努力値については、対面でムゲンダイナに負けないように眼鏡ダイマックス砲まで耐えられるH振りにした。
Bに振らない弊害として、威嚇なしだとザシアンの巨獣斬が乱数1発になってしまうため、それを踏まえて立ち回る必要があった。
選出率:56.2% 選出時勝率:62.1%
ファイヤー@ゴツゴツメット
性格:冷静
特性:炎の体
191(204)-120-117(52)-194(252)-105-99
オーバーヒート/暴風/熱砂の大地/蜻蛉返り
■ 耐久目安
陽気ザシアンのA+1巨獣斬を確定2耐え
陽気ウーラオスの鉢巻暗黒強打を確定耐え
ザシアン対策枠。
ガラガラと比較するとワイルドボルトで即死する欠点があるが、ゴツメを持てる点と炎の体でワンチャン狙える点が強かった。
また、蜻蛉返りを使えるのも強く、ウオノラゴン等を後出しされても隙を作らず逆にザシアンの有利対面を作ることができた。
相手のザシアンはワイルドボルトを持っている前提で立ち回り、ゴツメ+巨獣斬での処理を狙うことが多かった。
努力値については、ザシアンのワイルドボルトの反動ダメージを可能な限り増やすため、B振りベースではなくH振りベースにした。
選出率:52.1% 選出時勝率:52.3%
ガマゲロゲ@命の珠
性格:意地っ張り
特性:貯水
199(148)-161(252)-101(44)-××-103(60)-95(4)
アクアブレイク/地震/パワーウィップ/瓦割り
■ 耐久目安
陽気ザシアンのA+1じゃれつくを確定耐え
カイオーガ及び壁構築のオーロンゲやレジエレキへの対策枠。
火力も耐久もヤケモンとしては不足がちなため、基本的には上記のポケモンがいない相手には選出しない。
例外として、相手のパーティにウオノラゴンがいて、他への刺さりも良い場合のみ選出することがあった。
カイオーガの裏によくいるサンダーやナットレイには受けられてしまうが、それらに対してはラティアスやザシアンによる崩しの起点にできるため特に問題なかった。
努力値については、D振りにしても眼鏡カイオーガの冷凍ビーム2耐えができないため、最低限のB耐久を確保して余りをDに回した。
選出率:14.8% 選出時勝率:72.0%
3. 基本選出
■ 対ザシアンザシアン + ファイヤー + ラティアス or ランドロス
初手は相手のパーティ次第だが、ステロ撒きやサンダーを読むならラティアス、ザシアンを読むならランドロス、その他を読むならザシアンを出していた。
ウオノラゴンがいる場合は、なるべくラティアスの選出を優先していた。
■ 対黒バドレックス
ザシアン + バンギラス + 1(ラティアス多め)
初手は基本ザシアンで、ウーラオスがいない場合はバンギラスから出すこともあった。
相手のウーラオスに対しては釣り出ししてでもザシアンを合わせる必要があり、安定して勝つのは難しかった。
カバルドンやラグラージがいる場合は、ラティアスを合わせることで流星群による崩しができた。
■ 対カイオーガ
ザシアン + ガマゲロゲ + 1(ラティアス多め)
カイオーガのスカーフ判定のため、初手は基本ザシアンを出していた。
ガマゲロゲが生きてさえいれば相手のカイオーガは冷凍ビーム以外の技で詰められなくなるため、ザシアンが冷凍ビーム圏内に入らないよう意識して立ち回っていた。
■ 対受けループ(ムゲンダイナ + 等)
ランドロス + ラティアス + ザシアン or ファイヤー
初手はムゲンダイナに有利で不利対面でも蜻蛉返りができるランドロスを出していた。
ザシアンがヌオーを、ラティアスがバンギラスを強く呼び込むため、地震が一貫する選出を誘導しやすく、イージーウィンできる対戦も多かった。
4. 重かったポケモン・並び
■ ザシアン(剣の舞・ワイルドボルト両採用)ファイヤーの後出し時に剣の舞を積まれると、ワイルドボルト持ちのザシアンは誰にも止められない。
炎の体ワンチャンを狙うか、ワイルドボルトをランドロスで受けスカーフを匂わせて流すしか対処法がなかった。
■ ドヒドイデ
ドヒドイデの相手をできるラティアス、ランドロスが両方拘っているため、トーチカ持ちは特に重かった。
場合によってはザシアンでワイルドボルトをちらつかせて流す等する必要があり、安定しなかった。
■ イベルタル + ギルガルド + 物理受け(等)
イベルガルド自体はバンギラスで崩せるが、そこにランドロスやカバルドン等が絡んでくると途端に重くなった。
ラティアスやファイヤーで上手く崩すことができなければ厳しかった。
数がそこまで多くなかったのは幸いだったが、イベルタル軸の構築に対する勝率が最も低かった。
5. 戦績
シーズン序盤は別の構築を使っていたため、それを除いた戦績は…169戦101勝68敗(勝率59.8%)
最終順位:293位
最終レート:2010
1900から中々勝ち切れず対戦数が増えてしまったが、最終的には2000に乗せることができた。
6. 最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。剣盾はモチベが低かったのもあり長らく結果を残せていませんでしたが、久々にレート2000を達成することができて良かったです。
因みにペンギンを蒸す機械など存在しません。