【ポケモンUSM】レヒレバンギナットwith眼鏡カグヤ(S11最高最終2003)【役割論理】
皆さんこんにちは、NEOです。
今回はシーズン11において、レート2000を達成する事ができたので構築を紹介していこうと思います。
1.構築経緯
この構築の構想自体はかなり前からあったのでうろ覚えではありますが…
メガラティアス軸の補完としてテッカグヤが優秀なのではないかと思い、色々と並びを模索していました。その結果、リザードンやボーマンダ入りのパーティに強くアーゴヨンも楽に対処できるレヒレバンギ、ミミッキュやキノガッサ等の対策にナットレイを採用。最後にギルガルドをワンパンでき、他のポケモンとも相性の良い霊獣ランドロスを採用してパーティが完成しました。
2.個別紹介
ラティアス@ラティアスナイト 控え目
メガ前:187(252)-×-111(4)-178(252)-150-130
メガ後:187(252)-×-141(4)-211(252)-170-130
流星群/サイコキネシス/冷凍ビーム/めざめるパワー炎
バシャーモや霊獣ボルトロスへの対策枠。それ以外には、Yのリザードンが初手に出てくるのが読める時やハッサム軸のサイクルパに対して選出していました。
かなり有効なグライオン対策になるのではないかと思い、今回は冷凍ビームを採用しました。環境に多いHDグライオンならSは上を取っていて冷凍ビームで確定1発です。そのため、身代わりを残されないように立ち回ればギロチンを打たれる事なく処理できるので、実戦でもしっかりとグライオン対策として機能していました。また、ボーマンダに身代わり羽休めから起点にされる事がなくなる、チョッキ以外のランドロスを1発で落とせる、HDサンダーへの有効打になるといったメリットもあり、冷凍ビームのおかげで勝てた対戦は意外と多かったです。
選出率は27%
カプ・レヒレ@水Z 控え目
175(236)-×-138(20)-161(252)-150-105
ハイドロポンプ/ムーンフォース/めざめるパワー炎/波乗り
役割対象はゲッコウガ、カバルドン、ヒードラン、ジャラランガ等。ミストフィールドの効果によりアーゴヨンやメガリザードンXの竜技をバンギラスが安定して耐えられるようにできるので、これらのポケモンを見たら優先的に選出していました。また、今期よく見かけた雨パに対して強いのも良かったです。
バンギラスやナットレイを火傷や麻痺から保護できるのは地味に大きく、特にスイクンを相手にする場合はミストフィールドを張ってからナットレイに引く事で安全に対処していました。高いサポート性能がありながら、自らも水Zで崩しに参加できるのでやはり使い勝手が良かったです。
選出率は43%
バンギラス@バンギラスナイト 意地っ張り
メガ前:207(252)-204(252)-130-×-121(4)-81
メガ後:207(252)-237(252)-170-×-141(4)-91
ストーンエッジ/噛み砕く/地震/冷凍パンチ
役割対象はボーマンダ、リザードン、アーゴヨン、ギルガルド、ウルガモス等。カプ・レヒレを出しづらい時はこのポケモンでゲッコウガを処理していました。ヒードラン絡みのサイクルが重かったのとブレードギルガルドへの安定打が欲しかったので、今回は地震を採用しました。その分ガルーラが重くなってしまったのでこの枠は最後まで迷いましたが、地震がドヒドイデに刺さって勝てた試合もあったのでこれでよかったかなと思います。
また、最近は気合玉や凍える風を採用し攻撃性能を重視したゲンガーが増えていたので、ゲンガーはなるべくラティアスやカプ・レヒレ、ナットレイで対面処理するようにし、バンギラスはあくまで最終手段としていました。
選出率は58%
霊獣ランドロス@達人の帯 意地っ張り
193(228)-216(252)-111(4)-×-103(20)-112(4)
地震/馬鹿力/蜻蛉返り/叩き落とす
役割対象はカプ・コケコ、ドリュウズ、クチート、カビゴン等。ギルガルド、ガルーラ、カミツルギを1発で落とせる火力が欲しかったので今回は達人の帯を持たせました。グロパンからの全抜きを警戒し、ガルーラ入りの相手には先発で出していました。しかし、猫だまし+冷凍パンチは耐えないので、猫だましから入ってきた場合は一旦交代するか捨てるかを選ばなければなりませんでした。また、カミツルギが初手に出てきそうな時も先発で出し、積んでいる間に馬鹿力で処理するという展開も多かったです。
努力値はシーズン6に使った個体の流用で、実戦で何か支障があれば変更するつもりでしたが特に問題なかったので最後までこの振り方で使いました。
技構成はメインウェポンの地震、ガルーラ、カミツルギ等に打つ馬鹿力、ミミッキュとの対面時や対面操作に使える蜻蛉返り、リサイクルカビゴンの木の実やポリ2の輝石を無効にできる叩き落とすとなっています。
選出率は43%、先発率は1位。
テッカグヤ@拘り眼鏡 控え目
191(148)-×-137(108)-174(252)-121-81
ラスターカノン/エアスラッシュ/大文字/めざめるパワー氷
〔耐久目安〕
A210メガメタグロスのアイアンヘッド+雷パンチを確定耐え
A197メガメタグロスの冷凍パンチ+雷パンチを99.2%耐え
A165霊獣ランドロスの撃ち落とす+地震を確定耐え
メタグロスを1発で落とせる点に注目し、以前から考察していた眼鏡テッカグヤ。役割対象はメタグロス、ボーマンダ、フシギバナ、ハッサム、カプ・テテフ、ランドロス、カミツルギ、マンムー等。努力値はメタグロスへの受け出しを少しでも安定させるため、Bに寄せています。素の火力は低めですが、エアスラの一貫性は非常に高く、眼鏡をかければ安定して負担を与える事ができます。更に、ビーストブーストのC上昇と高耐久が相まって2タテや3タテする事もしばしば。ただし、ロトム等には有効打がない上にボルチェンで不利なサイクルを強いられるので、釣り出しをしたりランドロスで一旦ボルチェンを透かしたりしなければならない事もありました。また、カプ・コケコやゲッコウガのような低耐久ポケモンすら1発で落とせないのでその点を留意して立ち回る必要があります。
メタグロスとの対面においては、眼鏡はまず読まれない上に相手視点だと宿り木で不利な展開になるのを嫌ってか、ほとんどの相手が居座って来たので大文字で迅速に処理する事ができていました。ただし、交代読みで雷パンチを打たれると受け切れないので初手メタグロスが読める場合はなるべくこのポケモンを先発で出していきます。
また、このポケモンを採用する事でボーマンダ入りに対する選出・立ち回りの幅が増えたのも大きかったです。例えば、バンギラスよりラティアスの方が刺さっている場合には迷わずラティアスを選出できますし、バンギラスでゲッコウガを対面処理した場合にボーマンダで詰む事もありません。このメリットのおかげでボーマンダ入りに対する勝率はかなり高かったです。元々役割範囲が異様なほど広く、ボーマンダ入り以外の相手でもバンギナットの過労死を防ぎ柔軟な立ち回りが可能になるのが非常に便利でした。
技構成は、カプ・テテフ、ミミッキュ等への遂行技であるラスターカノン、一貫性が高くバシャーモやウルガモスにも刺さるエアスラッシュ、メタグロス、クチート、ナットレイ等の鋼への遂行技である大文字、ボーマンダ、ランドロスへの遂行技であるめざ氷となっています。
選出率は64%
ナットレイ@拘り鉢巻 勇敢(最遅)
179(236)-160(252)-154(20)-×-136-22
ジャイロボール/パワーウィップ/叩き落とす/種マシンガン
いつもの。今回はテッカグヤを採用した事で上手いこと仕事を分担でき、過労死する事なく活躍してくれました。
選出率は54%
3.重かったポケモン・並び
バナドラン
フシギバナは基本ラティアスかテッカグヤで見るのですが、どちらもヒードランへの有効打がないので厳しかったです。バンギラス、ランドロスでフシギバナに等倍負担を掛けていくしかなかったです。
テッカグヤ
炎も電気もいないのでゴリ押しするしかなかったです。身代わり持ちは特に厳しかったです。半分回復実が厄介なので可能ならランドロスで叩いてからゴリ押しに掛かるようにしていました。
メガルカリオ
後出しから倒せるポケモンがいないので対面処理せざるを得ないです。ルカリオ入りにはバンギラス、ナットレイを初手で出すのは極力避けていました。
マリルリ
ナットレイでしか弱点を突けませんが上から馬鹿力が通るので受け出しは安定しません。鉢巻やチョッキ持ちは初手で出てくる事が多かったので、先発ランドロスで威嚇を入れ蜻蛉返りで弱点を突かれないテッカグヤやカプ・レヒレに繋ぐという動きを取っていました。
4.戦績
前半の112戦は別のパーティを使っていたので、このパーティのみの戦績はレート約1650スタートで115戦73勝42敗となっています。最終日にも潜るつもりでしたが寝落ちしてしまったので最高・最終共に2003となりました。もっと早く2000に乗っていれば2000帯で潜れたと思うのでそこは悔やまれます。これ書くの何度目かわかりませんが2100はまた次の機会に目指します…
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!何かあればコメント、又はTwitterにてお願いします。
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【ポケモンUSM】トリパ偽装ラティクチ軸ヤーティ(S8最高最終2001)【役割論理】
皆さんこんにちは、NEOです。
今回はシーズン8において、ラティクチ軸のヤーティでレート2000達成に成功したので構築を紹介していこうと思います。(ただし、現状正式にヤケモンとして認められていないポケモンも採用しているため、厳密にはヤーティといえるかは怪しいです。)
1.構築について
ラティクチを使いたかったのでその2体を軸に構築をスタート。
シーズン中盤までは…
こんな並びを使っていたのですが、いまいち勝ちきれず大幅にレートを溶かしてしまったので構築を考え直す事にしました。その際に一度バンギナットから離れるため、まずはクチートと相性の良い草枠としてブルルが入ってきました。次にメガ枠を消費せずミミ顎対策ができて、ブルルとも相性抜群なチョッキツンデの採用が決まりました。最後にこの4体だと重いゲッコウガやマンムーに強いオニシズクモ、メタグロスをはじめとした鋼全般に強いヒトムを採用してパーティが完成しました。狙っていた訳ではないですが、ツンデツンデやオニシズクモを採用した事によってトリパ偽装の形になり、トリルを警戒した選出や立ち回りをしてくる相手も多かったと感じました。
2.個別紹介
ラティアス@拘り眼鏡 控え目 浮遊
187(252)-×-111(4)-178(252)-150-130
流星群/サイコキネシス/波乗り/めざめるパワー炎
このパーティの軸の1体。軸ではありますが使い方はいつもと変わらず、バシャーモやボルトロス等への対策枠として出していきます。
初手でミミッキュは出しづらい並びであり、ラティアスを初手で出してもリスクが低かったのはこのパーティの強みの1つでした。
技構成はメインウェポンの流星群とサイコキネシス、ヒードランへ打つ波乗り、ナットレイやハッサムに隙を見せないためのめざめるパワー炎となっています。
選出率は42%
クチート@クチートナイト 意地っ張り 威嚇→力持ち
メガ前:157(252)-150(252)-105-×-76(4)-70
メガ後:157(252)-172(252)-145-×-116(4)-70
じゃれつく/冷凍パンチ/雷パンチ/炎の牙
このパーティの軸の1体。役割対象はカミツルギやナットレイ、ハッサム、バンギラス、ギャラドス等です。役割範囲が狭めな代わりに火力と技範囲は一級品で、有利対面を作った際のアドバンテージは非常に大きいです。ランドロスは威嚇込みでも冷凍パンチでHB特化でない限り1撃、リザードンも雷パンチでH振りやHB調整型でも1撃で落とせるため、交代読みが決まれば受けを許しません。まともに受けが成立するのは(この技構成だと)ヒードランぐらいしかいないため、上手く相手の行動を読めれば一気にサイクルを崩す事ができます。威嚇を活かして竜舞Z型のギャラドスやカイリューを後出しから倒す事もできます。
その半面、耐久は不足気味で弱点も少ないとはいえメジャーなため、雑に扱うと簡単に処理されてしまいます。そのため、選出段階で誰に対して出していくかを決めておく事がこのポケモンの運用において重要になります。
技構成はメインウェポンのじゃれつく、カイリューやランドロス、グライオン等に刺さる冷凍パンチ、リザードンやドヒドイデ、テッカグヤ等への役割破壊技である雷パンチ、カミツルギやナットレイ、ハッサムへの遂行技である炎の牙となっています。
選出率は47%
カプ・ブルル@拘り鉢巻 意地っ張り グラスメイカー
177(252)-200(252)-136(4)-×-115-95
ウッドハンマー/ウッドホーン/馬鹿力/ストーンエッジ
このパーティの草枠。カプ・コケコやカプ・レヒレ、キノガッサ、ランドロス、ポリゴン2辺りが主な役割対象。その火力は凄まじく、ゲンガーやバシャーモ等の低耐久ポケモンは半減でもウッドハンマー1発で落ちてしまうほど。状況によってはウッドホーンの回復で次の受け出しに必要な体力を確保する事もでき、実質的な耐久は数値以上に高いです。
また、グラスフィールドの効果により味方がギリギリ攻撃を耐えられるようになる場面もあるので、出せる相手には積極的に出していきます。特に、ボーマンダに対してはフィールド効果でクチートが地震を耐えられるようにして処理する事が多かったです。
後出しは厳しいですが対面ならほぼ全ての型のカプ・テテフに勝つ事ができ、カプ・テテフに選出を歪められない点も優秀でした。
ただし、リザードンや霊Zギルガルドの受け出しを許してしまうとこのパーティでは後続での受けが厳しいのが難点です。フィールド効果のせいでツンデツンデの地震が耐えられたり、食べ残しも加えて大量に回復されたりするので、特にギルガルド入りのパーティに対しては選出、立ち回り共に慎重に行わなければなりません。
技構成はメインウェポンのウッドハンマー、反動による過労死防止のためのウッドホーン、ヒードランやナットレイへの役割破壊技である馬鹿力、リザードンやウルガモスへの役割破壊技であるストーンエッジとなっています。
選出率は70%と高く、ツンデツンデと併せて実質もう1組の軸となっていました。
ツンデツンデ@突撃チョッキ 勇敢(最遅) ビーストブースト
168(252)-201(252)-232(4)-×-121-16
ジャイロボール/ストーンエッジ/地震/ロックブラスト
このパーティの対ミミッキュ、アーゴヨン枠。現在チョッキヤケモンとしてありえるかどうか議論中のポケモン。他の役割対象はメガリザードンX、カプ・テテフ、ウルガモス、HDサンダー等。対策必須なミミッキュとアーゴヨンを1匹でまとめて見れるのが最大の強み。この2体に役割が持てるというだけで選出機会はかなり多くなります。HBカプ・レヒレをジャイロボールで半分以上削れるので火力面も申し分ないです。メガ枠も消費せず持ち物の奪い合いも起きないため、構築上の都合も良いです。耐久数値は非常に高いのですが、4倍弱点が2つありボスゴドラのように物理アタッカーを強引に突破する事はできないので、あくまでもミミッキュ、アーゴヨンと一部のアタッカー対策専用のポケモンとして割り切って使っていました。リザードンは後出しからだと不安定なため、初手で来るのが読める時はなるべくツンデツンデを初手で出していました。
ビーストブーストのB上昇も実はかなり強力で、やむを得ず役割関係の無いポケモンを倒した場合に残りHPが少なくてもラス1のミミッキュ等を突破できたという事もありました。
技構成はメインウェポンのジャイロボール、リザードンやウルガモスへの遂行技であるストーンエッジ、ギルガルドやヒードランへ打つ地震、オニゴーリやパルシェン、呪いミミッキュへ打つロックブラストとなっています。
選出率は59%
オニシズクモ@水Z 勇敢 水泡
175(252)-134(252)-113(4)-70-152-55
アクアブレイク/とびかかる/吸血/波乗り
ゲッコウガ、マンムーへの対策枠として採用。現在は2軍候補のポケモン。ギャラドスとカプ・レヒレも候補に挙がりましたが、ゲッコウガに最も安定する点と水技の火力が最も高い点を評価してオニシズクモの採用に至りました。ZアクアブレイクでH振りのみのテッカグヤなら高乱数1発で落ちるほどの火力を持ち、ヒートロトムが出せない場合のテッカグヤゴリ押し要因としても活躍してくれました。物理耐久はギリギリですが特殊耐久は高く、このパーティでは重めなゲンガーやヒードランに役割を持てるのも優秀でした。特性で火傷しないので鬼羽リザードンに嵌められないという強みもあります。ゲッコウガやマンムー入りの相手に対しては、岩石封じやダストシュート持ちを考慮してなるべく初手で出していました。
また、相手のパーティにガルーラやリザードンがいる場合はなるべくZを温存して起点にならないよう心がけていました。
技構成はメインウェポンのアクアブレイク、ミミッキュの皮剥がしや物理アタッカーへ交代読みで打つとびかかる、サザンドラやラティ兄妹等へ打つ吸血、エアームド等へ打つ波乗りとなっています。因みに、波乗りがないとグライオンにアクブレのPPを枯らされたり、Z消費後にキングシールドを躱す手段が無くなったりするので、この構成が最安定だと思います。
選出率は50%、先発率は1位でした。
ヒートロトム@炎Z 控え目 浮遊
157(252)-×-127-172(252)-128(4)-106
オーバーヒート/雷/ボルトチェンジ/めざめるパワー氷
ここまで重めなメタグロスをはじめ、テッカグヤやギルガルド等への対策枠として採用。しかし、耐久が不安でZが無いと火力も微妙なため、刺さっている相手以外には極力選出しないようにしていました。その分刺さっている相手にはしっかり仕事をしてくれました。特に、リザグロスやカバマンダガルド等をよく見たので現環境にはかなり刺さっていると感じました。
技構成はメインウェポンのオーバーヒートと雷、交代読み等で打てるボルトチェンジ、ボーマンダやランドロス、グライオンへ打つめざめるパワー氷となっています。
選出率は32%
3.戦績について
最高・最終共に2001、最終順位は457位でした。前述の通りシーズン中盤まで別のパーティを使っていたのでこのパーティでの戦績は255戦142勝111敗でした。2100を目指したい気持ちもありましたが、500戦もして完全に疲れ切ってしまったので今回は諦めました。また次の機会に頑張ろうと思います。
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!何かあればコメント、又はTwitterにてお願いします。
この構築のQR:Pokémon Global Link
Twitter:NEO (@yatias_neo)